鏡に映った二人は?(昔話その1)

時は昔、場所は東京・・・

とあるイベント会場内・手洗い場、

「わたしは京都ですが、どちらからです?」
(整髪を前後で、背丈がちがった)
山形からです。そこから住所交換となった。

その1年後、京都でのイベントに、彼からの連絡で再会を・・・
記憶が曖昧なのでお互いに目印にと、
黄色いハンカチならぬ持ち物で♪
祇園で出会い、先斗町で食事をしながら話に花が咲く。

その後、年賀交信が数年。私の新たな勤務先の出張で、
たまたま彼の土地へ、

ご縁があることに出張先のチーフに彼の名を出すと、
後輩だとのことでいやぁ~奇遇だ。
よし連絡してみるからということに、
なんと是非会いたいとのことで、近いからというので、
じゃあと、それから2時間後・・・の再会。

都市部の”近く”とは、大いに異なることを実感。

業務終了後、一緒に杯を交わし、山菜料理に舌鼓を打つ。
大いに語り、人生を分かち合う出会いから、
年を経たある日。

雪降る中での交通事故で、彼は帰らぬ人に・・・

義母さま、お子様二人、大変な中で、奥さまは社会人へ、
その後、娘さんが高校へ、ある年には恩師と結婚しました。

生前主人からお聞きしていましたが、一度もお会い
したこともないまま、励ましをいただいてきました。

これが娘の結婚式での家族の写真ですとのこと。
わたしは、そのご厚情に感謝しつつ写真に目を、
あっ!彼の眼差し、面影そのままが、娘さんだったのです!

嬉しかったですね、彼の安堵した笑顔を重ねて見た思いでした。

それからも、回忌ごとの交信には、息子さんが○○大学へ、
義母のご逝去等々、
そして、仕事と地域の貢献にと両立して励んでおります。とお手紙を頂戴しました。

13回忌まで心のつながりをしつつ、盤石なご一家のお姿に安心。

以来、ご年賀の交信のみになりました

出会いから、40数星霜・・・関わった方々が幸い多きは、
わが人生もまた幸せであると、心から思います。

私は、ピンチの時に関わることで最善を尽くし、
盤石になられれば、
当方からはあえて関わらないようにしてきたように思います。

今年も奥様から無病息災とのお便りをいただきました。

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