取り返しのつかない失敗はない。ホント?
行き詰ったら親子一緒に考える。
取り返しのつかない失敗はない。
こどもに「ごめんね」が言えない親が多い。
新人の教師が「生徒が話を聞いてくれない。
どうしたらいいか?」と相談を受ける。
「こどもに聞けばいい、なぜ聞かないのか?」と言う。
こどもに学び、一緒になって考える。
ここが解決の糸口になる。良い親の共通項は、
「こどもにきちんと謝り、話を聞き、
こどもの自発的な行動を待てる点です」
高校時代は悪で、おふくろが学校に呼びだされた時、
「私はあの子を信じています。世の中のことを真面目に考えて、
今は苦しんでいるようだけど、ちゃんと前を向いて頑張れる子だ」と。
大学でも人生に迷い、自分を見失いかけた。
夜の世界に出歩いていても待っていてくれた。
母子家庭でお金もないのに、ある日、
机の上に数十万円のお金が置いてありました。
「好きなところへ行ってらっしゃい」と
ヨーロッパに行き好きなことして学んだことが、
人生の転機となった。
「自分の子を親が信じられないで、
どうするんだ。親が守れないでどうするんだ。
日本中から憎まれようとも私は信じ、愛します。それが親です」
まわりから母の口癖だったと後で知った。
親がいいかげんな生き方だとこどもそうなるし、
こどもがキレる親は、親もキレやすい、親子はよく似ている。
親は変えることは難しいので、良質な大人に会うことが大切です。
親が子育ての素人でも、多くの人たちの中で相談することも大事です
等々アドバイスされている。
夜回り先生で多くの青少年に信頼と尊敬を集めておられる
水谷修氏のお話です。
『夜回り先生50のアドバイス子育てのツボ』(日本評論社)
私自身も多くの人たちに励まされ、学ばせていただきここまで来れました。
「信頼と尊敬」できる人間関係にこそ、
お互いに無限のエネルギーを生み出すことを実感してシニア世代となりましたが、
どんなことが起きようとも出会いを生涯の浪漫として、
幸い多き人生であれと祈りつつ、関わり続けることが最善の行動と思っています。
水谷先生ありがとうございました。合掌